真綿ふとんの産地に行ってきました!
平成30年11月28日入金真綿の里を訪ねに福島県伊達市保原町に行ってまいりました。
保原町がある阿武隈川流域は古くから養蚕で有名なエリアであり、蚕取引の中心地として栄えてきました。
最高品質で希少性の高い入金手挽き真綿は約370年前の慶長年間に製法が考案され、農家の副業として発展してきた最高級の手挽き真綿です。
今回は、9年ぶりに福島県伊達市にある関根商店様にお伺いさせていただきました。
過去訪問時に入社していないかった販売スタッフ全員で訪問です。
今回も関根社長ご夫妻にご案内いただきました。同行してくださった西川株式会社様ありがとうございます。
お蚕さんは低温倉庫で温度管理されてストックされていました。
中綿1kgのシングルサイズの真綿布団をつくるのに、この繭玉が約3000個必要です。
目視でも傷みがないかなど確認・選別が行われます。
煮沸して煮だします。
お蚕さんの抜き取り作業を行います。
抜き取った後の繭を広げます。
私も取り組ませていただきましたが、端っこに偏ってしまってますね。
こうしてできる入金真綿は重要文化財である「結城紬」と同じ紬糸で織られており、希少性の高い高品質な真綿です。
これを手挽きしてふとんと同じ幅まで広げていきます。
これを650回繰り返して1kgの真綿ふとんの中綿を作ります。
私たちも手挽きを実演させていただきましたが、四隅や端っこに偏ってしまってなかなかきれいに手挽きできません。
力加減を調節しながら手挽きするのは未だに機械ではできず、職人さんの人力で行われています。
1日かけても真綿ふとんで2~3枚までの量しか手挽きできないとのこと。
手挽きしたばかりの真綿は15cmくらい厚みがあります。
この空気が抜けてから側地をつけて縫製して出来上がりです。
今、当店ではこの真綿ふとん(シルク肌ふとん)の体験キャンペーンを行っております。
店頭で触って・掛けていただいてアンケート用紙に感想をご記入いただくだけで景品があたります。
ぜひご体験ください。
*おまけ
ちなみに、入金最中という銘菓があります。こちらも地元で人気の銘菓だそうです。
保原町に伺うときにはぜひご賞味ください。