羽毛布団の上手な使い方を西川さんの羽毛を購入するとついてくるダウンパスポートよりご紹介させていただきます。
すぐに捨ててしまっているお客様も多いと思いますのでご参考にしてください。
DOWN STORY
羽毛ふとんとは
天然素材である水鳥の羽毛を詰めものに使用したふとん。羽毛が空気をたくさん含むため、軽くて保温性に優れています。また、ムレ感も少なくサラッとさわやかにおつかいいただけます。更に耐久性に優れ、丁寧に使用すれば長期間使用できます。いつもふっくらしていて、いつもあたたかい、東京西川は品質の高い羽毛ふとんをお届けしています。
眠るのに理想的なキルティング
羽毛ふとんのキルティングは羽毛の片寄りを抑え、羽毛が空気層を作るのを助けます。さらにフィット性を高めるなど大切な役割を果たします。
暖かさを追求したがわ生地
羽毛ふとんのがわ生地には、主に極細の超長綿を使用したソフトで吸湿性や耐久性に優れた生地を使用しています。ドレープ性に優れた生地は、衿元などに隙間ができるのを抑え、暖まった空気が逃げ出すのを防ぎます。羽毛は針穴のような小さな穴からでも飛び出してしまいます。そのため、羽毛ふとんのがわ生地には、高温スチームでプレスして織り目をつぶす羽毛吹き出し防止加工(ダウンプルーフ加工)が施されています。
羽毛ふとんの上手な使い方
使い方とご注意
・どんな小さな穴でも羽毛が飛び出しますので、絶対に針や、安全ピンで衿カバーなどを付けないでください。
・がわ生地の傷みや汚れを防ぐため、カバーを掛けて使いましょう。カバーはこまめに洗濯してください。
・ふとんは日に干すか、ふとん乾燥機で乾かして使いましょう。暖かさ、かさ高、弾力が増し、使い心地がよくなります。(がわ生地がシルクの場合は、陰干しをお勧めします。)
・縫い目などから羽毛が出てくることがありますが、少量の場合は商品特性上やむを得ないものです。
・臭いがしたら、ふとんを折りたたんで臭気を押し出し、新しい空気と入れ替えて3~4時間日に干してからご使用ください。(まだ臭いが残っている場合はこれを繰り返してください)
干し方
・側生地の傷みや汚れを防ぐため、シーツやカバーで覆って干してください。
・普段は風通しの良い日陰に干してください。
・月に1~2回、天気のよい乾燥した日の午前10時から午後3時ころまでに、片面1時間くらいずつ全体に日が当たるように両面を干してください。
・がわ生地や詰めものが傷みますので、強く叩かないでください。
かしこい収納と保管
・湿気の少ない場所に、敷きふとんは下に、掛けふとんは上に収納してください。
・しばらく使わないときは一度日に干してからカバーを外し、湿気の少ない場所に保管してください。
・ダニやカビを防ぐため、使わない間でも、ふとんはときどき日に干し、押し入れも乾燥させましょう。
・干してから防虫剤(防虫剤に表示されている注意事項を守ってください。)を入れ、糊の付着していないシーツなどで包んだり、ふとん専用収納ケースに入れて収納してください。
洗い方のポイント
・なるべくクリーニングをお避け下さい。
・部分的にがわ生地などが汚れたら、ぬれた布ですぐ拭き取ったり、つまみ洗いなどをし、十分乾燥させてください。
・やむを得ずクリーニングなさる場合は、クリーニング店または販売店にご相談ください。
羽毛ふとんにも泣き所はあります。
臭いについて
購入したばかりの羽毛ふとんは、羽毛が天然のものであるため、多少特有の臭いが残ることがあります。また、羽毛ふとん専用バッグや生地の加工による臭いが残っている場合もあります。湿度の高い時期には臭いが出たり、強調されることがありますが、干したりしているうちに自然に消えます。
羽毛の吹き出し
ご使用中にファイバー化した羽毛が高密度に織られた生地のわずかな隙間や縫い目から吹き出してくることがあります。これは、羽毛の性質上ある程度は止むを得ないものです。