真綿ふとん

 

シルク100%でできた真綿ふとん

西川のシルク掛けふとん

真綿をコットンだと思っていませんか?

「真綿」は「綿」の字がついているので、コットンの一種と思われがちですが、天然繊維の女王と言われる「シルク」と同じく「繭」から作られています。肌触りがいい高級素材です。

繭玉

 

真綿づくりは手作業です。繭を煮てすすいだ後に手で広げて綿状にします。1枚の入金真綿ふとんを作るにはこの綿を約650枚使用します。そのため、繭玉では約3000個もの繭が必要です。

繭玉を湯掻いて手引き真綿を作る現地研修

繭玉を湯掻いて手引き真綿を作るふとんの池田現地社員研修

 

当店スタッフで真綿ふとんの研修で体験してきました。まず、繭をゆがいてやわらかくしてお蚕さんを取り出します。

真綿を成型して乾かます。

入金真綿から手引きを行う現地研修

手引き後の入金真綿

 

1枚の入金真綿ふとんを作るにはこの綿を約650枚使用します。そのため、繭玉では約3000個もの繭が必要です。

真綿の美肌効果~お肌のエステ~

真綿の元である「繭」は人間の肌に不可欠なフィブロインとセリシンというたんぱく質でできています。これは、肌のシミ、カサカサなど肌荒れの原因と言われる紫外線を吸収して皮膚の老化を抑制してくれる大切なたんぱく質です。繭から取れるたんぱく質は肌を保護する成分として化粧品やシャンプーにも使用されている成分です。お肌の新陳代謝を促す成長ホルモンが分泌されるのは、午後10時~午前2時と言われています。この時間に肌に良いふとんでぐっすり眠りましょう。

夏さわやかで、冬温か

真綿の吸湿性は綿の1.5倍と言われています。体から出る湿気を素早く吸い取り、放湿性も抜群。汗をたくさんかく夏でもムレ感が少なくお休みいただけるのでお勧めです。写真のように手作業で何層にも重ねて作られている真綿ふとんは空気をたっぷり含んでいるので冬はほんわり温か。軽くてやわらかく体のラインに沿うため、フィット感に優れています。冬期の寒い肩口の冷えも優しく包んで防いでくれます。

 

職人による入金真綿の手引き作業

真綿のリラクゼーション効果

真綿に触れたときの感情の揺れについて調べた研究があります。ストレスや落ち込み状態にあるときに真綿に触れると、その気持ちが改善し、リラックスしている状態のときに触れると、もっとリラックスするといわれています。真綿はストレスをやわらげ、リラックス効果の高い素材と言われています。

さらに清潔!真綿のすごさ

真綿は、わたぼこりが少なくホコリやチリを寄せ付けにくい性質があります。さらに、抗菌・防臭効果もある優れものです。ホコリと雑菌を抑え衛生的で肌にいい素材といえます。

西川の手挽き真綿ふとん

羽毛ふとんをお使いの方は多いですが、羽毛ふとんはかさがあるため、肩口・足先に隙間を作ってしまうことがあります。そこで、真綿ふとんを肌掛けとしてかけた上に、羽毛ふとんを掛けていただくと、肩口や足先の冷えは真綿ふとんが防いでくれ、全体は真綿と羽毛の保温力でふんわり温かくおやすみいただけます。

実際にお店で試し寝できます。ぜひ、肌触りを実感してくださいね。

ふとんの池田で販売している西川の真綿ふとん

真綿ふとんのお手入れ

まずはおうちでかんたんお手入れ

風通しのいい部屋で日陰干しにしてください。繊維を傷める原因になるので決して強くたたかないでください。長期間収納するときには湿気をとったうえで湿気が少ないところに収納してください。

 

 

定期メンテナンスで除菌・消臭

目に見えない汚れや雑菌が気になったらぜひ当店のメンテナンスサービスをご利用ください。Do Cleanという器械を使用して除菌・消臭を行っております。

ふとんの池田で真綿ふとんのメンテナンスに使用している除菌消臭加工の機械DoClean

 

 

汚れた時にはクリーニング

何年間か使用した後や、汚れが気になるときにはクリーニングに出すことができます。シルク製品専門の溶剤を使用したクリーニング屋さんに出させていただきますので当店にご相談ください。

 

真綿ふとん産地研修の模様【ブログへリンク】

当店のスタッフで入金真綿の産地である福島県伊達市保原町を訪れました。その時のブログです。より詳しくご覧になりたい方はブログでまとめさせていただいております。

真綿制作風景のダイジェスト動画です。

西川さんのYOUTUBE動画『ものものがたり』の真綿ふとん編です。

製造工程別に動画がアップされております。